襦袢

衣紋抜きとは

言葉は聞いたことがあっても説明をするのは意外と理解をしていなく難しい衣紋抜き。

着付けにおいての用語になりますが、今回は衣紋抜きのご案内をいたします。

襦袢

衣紋抜きの意味

女性が着物を着用している姿を後ろから見ると、首元が空いているのに気づくかと思います。

あれは自然になっている訳では無く、ちゃんと空くように着付けをしている為になります。

この首元を開ける着付けの行為を 衣紋を抜く と表現します。この衣紋を抜くために必要な物を「衣紋抜き」といいます。

長襦袢

衣紋抜きとはどの部分をの事?

では実際に衣紋抜きとはどこについているのでしょうか?

着物についていると勘違いをしている方もいらっしゃいましたが、襦袢についているものになります。

襦袢の背中心部分に紐を通す輪の部分の事です。

衣紋抜きは女性仕立ても物なので、男性用の着物には必要ないので基本的には男性用にはついておりません。

全ての襦袢に衣紋抜きはついているの?

全ての襦袢にはついておりません。

業務用などの一部の商品にはついておりませんので、購入前にご確認ください。

どうして衣紋抜きは必要なの?

着物を着用しているうちにだんだん衿が上がっていってしまう事を防ぐために、襦袢の背中に胸紐を通す布をつけて衿が上がっていってしまう事を防ぐものになります。

簡単に言うと着崩れを防止用するのに使うものになります。

どうしても着物を着用して動くと衿がずれたり襦袢と着物が着崩れしたりします。その為、衣紋抜きを利用し衿を下側に少し圧力をかけることにより、衣紋を抜い状態を出来るだけキープできるようになります。

衣紋をしっかり抜きたいからといって無理に紐をきつめに縛って圧力をかけすぎたりすると、衣紋抜きが破れてしまったり、着付けが苦しくなったりしますのでご注意ください。

綺麗に着付けをするには、衣紋抜きで無理に衿を抜くよりは襦袢を着付けする際に前合わせの段階で綺麗になるように気を付けたり、衣紋抜きでは全体を後ろに引くイメージでやると綺麗に収まります。

ご自身の体系等によっても異なりますので、何度も来ているうちにやり易いコツなども見つかると思います。

是非、襦袢も色々な種類がございますので今までは気にしていなかった衣紋抜きを含め肌着全般にもこだわってみてはいかがでしょうか?

着物本体だけではなく下着肌着も含めて和装を楽しんでいただければ嬉しいです。

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