着物や浴衣などの和服が好きで普段から着用されている方は当然知っているものだとは思いますが、これから、もしくは今後着物を着ようとしている段階の方には聞きなじみがないかもしれません。
着物を着付けする時に必要な物ですので、是非このご機会に肌襦袢の事を知ってさらに着物の世界を楽しんでいただけたら何よりです。
肌襦袢の役割
普段から着付けをしている人にとっては、今更なテーマかもしれませんが初めての方は何故肌襦袢が必要なのかが判らない方も多いと思います。
簡単に肌襦袢の役割をご案内しますと、肌着 インナー になります。
つまりは、肌の上に着用する物になります。
身体から出る汗を吸い取り快適に着物を着る事が出来ます。また、冬には肌襦袢を着ることにより保温効果もあります。
着物や長襦袢に直接肌が触れることを極力防ぎ、汚れ防止の役割もございます。
長襦袢と肌襦袢との違い
あまり着物を着た事が無い方ですと「襦袢」といった言葉でひとくくりに考えてしまうと思います。
ですが、長襦袢と肌襦袢は同じ襦袢がつく名称でも全く異なる物になります。
上記でもご案内しましたが、肌襦袢は肌着の役割をします。長襦袢はその上に着用するものになります。
着物を着た状態からですと、肌襦袢は見えませんが実際は長襦袢の下に着用しております。
つまりは、全く別の物になりますので長襦袢を着たから肌襦袢を着なくていい、肌襦袢を着たから長襦袢を着なくていい、とはなりません。両方着付けには必要な物になります。
長襦袢は こちらのページ でご案内しておりますので是非ご参考ください。
着る順番
肌襦袢は肌着の役割ですので一番身体に近い所で着用します。つまりは肌襦袢が一番初めです。
その次に長襦袢となります。当然ですが、最後に着物を着用します。
肌襦袢→長襦袢→着物 の順番です。
普通に実物を見ればおそらく間違えることはまず無いと思います。
両方着る必要はある？
はい、あります。出来れば着てください。前項でもご案内しておりますが、肌襦袢は肌着の役割をしてくれます。その為、汗を吸ってくれたりして清潔さを保てたり、長襦袢や着物への汗の染み込み等も防いでくれます。
長襦袢や着物の品質を保つためにも着用する事をお勧めいたします。
どちらか一つしか着れないとしたら？
もちろん、出来れば両方着用が望ましいですが、どちらか一つしか・・・となると長襦袢ですね。
長襦袢は着用していないと着物から襟などが見える部分になりますので、着物の着付けが成立しません。
どうしても肌襦袢を持っていない、購入できない等のご事情あれば代用できる物もありますので、この後にご案内いたします。
肌襦袢の代用品
キャミソール、タンクトップ等で代用される方もいらっしゃいます。
要はインナー、肌着、の役割での代用を出来るものが望ましいです。
肌襦袢の素材
汗の吸水等を目的としますので、綿が多いです。綿素材なので、ご家庭でも簡単に洗濯が出来るものも多いのでお手入れも簡単ですね。
着物の着付けには肌襦袢を含め、着物本体だけではなく色々な物が必要となります。
その着付けに必要なパーツの肌襦袢を今回はご案内させて頂きました。
肌襦袢は こちらのページ よりご購入できます！
是非楽しい着物ライフを！