初めての着物の選び方:基本から知っておきたいこと

着物は日本の伝統的な衣装であり、文化や季節感を表現する重要なアイテムです。初めて着物を選ぶ際には、その種類や特徴を理解することが大切です。このガイドでは、着物の基本的な種類や特徴、季節に応じた選び方、そして帯や和装小物のコーディネート方法について詳しく解説します。

着物の基本種類とその特徴

着物にも色々種類がございます。仕立て方も違えば柄も色々ございます。

TPOに合わせた着物選びなども重要になってきます。

単衣仕立て、袷仕立て、胴抜き仕立ての違い

着物には「単衣仕立て」「袷仕立て」「胴抜き仕立て」の3種類があります。

単衣仕立ては裏地のない軽い仕立てで、主に春や秋に着用されます。涼しさを重視しており、特に暑い夏の終わりや初秋には最適です。

袷仕立ては裏地が付いており、主に秋から冬にかけて着用されます。暖かさを保つための仕立てで、寒い季節に適しています。

胴抜き仕立ては胴体部分が裏地なしで、袖と裾にだけ裏地が付いています。これは主に涼しさを求めるための仕立てです。

小紋柄、訪問着、無地等のTPOに合わせた選び方


着物にはTPO(Time, Place, Occasion)に合わせて選ぶべきいくつかの種類があります。

小紋柄はカジュアルな場面で着用されることが多く、日常使いに適しています。柄が全体に散りばめられており、個性的なデザインが魅力です。

訪問着は準礼装として使われ、公式な場や結婚式などの特別なイベントでの着用に適しています。柄は一方向に流れており、上品な印象を与えます。

無地の着物は非常にフォーマルな場面で使用され、礼装としての役割を果たします。シンプルでありながらも高級感があり、格式のある場にぴったりです。

カジュアル、準礼装、礼装に使える着物の種類


カジュアルな場面に適した着物としては、小紋や普段着着物があります。これらは自由なデザインと色使いが特徴で、日常の外出やカジュアルな集まりに最適です。

準礼装として使用する場合、訪問着や色無地、付け下げなどが選ばれます。これらの着物は少しフォーマルな場面での着用に適しており、上品な印象を与えるデザインが特徴です。

礼装としては、黒留袖や振袖、喪服などが代表的です。これらの着物は非常にフォーマルな場面での着用に適しており、特別な儀式や公式なイベントでの着用が一般的です。

季節に合った着物の選び方

日本は四季のある国ですので真冬と真夏に同じ着物では季節感がおかしいですね。

その為、着物には仕立て方や季節に合った柄が時期によって異なってまいります。

季節ごとの柄と色の選び方


着物を選ぶ際には、季節に合った柄や色を選ぶことが重要です。

春は桜や梅、藤などの花柄が人気です。色は柔らかいピンクや薄紫、淡い緑などを選ぶと春の雰囲気を楽しめます。

夏は涼しげな青や白、緑の色合いが好まれます。柄は金魚や花火、流水など涼しさを感じさせるデザインが多いです。

秋は紅葉や菊、すすきなどの季節感を感じさせる柄が選ばれます。色は深い赤や橙、茶色など温かみのある色が秋の雰囲気を引き立てます。

冬は雪の結晶や松、梅などの柄が使われ、色は白や黒、深い青が好まれます。暖かさと品格を兼ね備えたデザインが特徴です。

季節に合わせた素材の選び方


季節に応じた素材選びも重要です。

春や秋には、絹や綿などの通気性が良い素材が適しています。軽くて風通しが良いため、快適に過ごせます。

夏には麻や絽(ろ)など、さらに通気性が良く涼しい素材が選ばれます。特に麻は汗を吸収しやすく、蒸れにくいため夏に最適です。

冬には、ウールや厚手の絹など、保温性のある素材が選ばれます。暖かさを保ちつつ、上品な印象を与えます。

着物を引き立てる帯と和装小物の選び方

着物を着るには着物本体だけでなく、帯や履物、その他小物なども必要になってまいります。

肌着なども必要ですよね。何が必要になってくるのかのご案内です。

帯の種類と選び方


帯にはいくつかの種類があり、着物のスタイルやTPOに合わせて選ぶことが重要です。

名古屋帯はカジュアルな場面での着用に適しており、幅が狭く結びやすいのが特徴です。日常使いに最適です。

袋帯はフォーマルな場面での着用に適しており、幅が広く豪華な印象を与えます。結婚式や公式なイベントでの使用が一般的です。

半幅帯は軽装での着用に適しており、簡単に結べるため初心者にもおすすめです。浴衣やカジュアルな着物に合わせやすいです。

襦袢、裾除け、草履などの基本アイテム


着物を着る際には、帯だけでなく襦袢や裾除け、草履などの基本アイテムも必要です。

襦袢は着物の下に着る下着のようなもので、汗を吸収し着物を汚さない役割を持ちます。

裾除けは足元を保護するためのアイテムで、着物の裾が地面につかないようにする役割があります。

草履は着物に合わせて履く履物で、足元を上品に見せるだけでなく、歩きやすさも考慮されています。

和装小物のコーディネート術


和装小物のコーディネートも着物を引き立てる重要なポイントです。

帯締めや帯揚げは色やデザインを工夫することで、着物全体の印象を変えることができます。

髪飾りや扇子などの小物も、季節やTPOに合わせて選ぶことで、より一層着物の魅力を引き立てます。

まとめ:最適な着物選びのポイント


初めての着物選びでは、

  • 基本的な種類や特徴
  • 季節に応じた選び方
  • 帯や和装小物のコーディネート術

基本的な種類や特徴、季節に応じた選び方、そして帯や和装小物のコーディネート術を理解することが重要です。この記事で紹介したポイントを参考に、自分に最適な着物を見つけて、日本の伝統文化を楽しんでください。

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