よさこい祭りは知っていても、鳴子は小道具で使用する物!位に認識しかない方も多くいると思います。知っているようで知らない鳴子の解説です。
鳴子って何に使うの?
よさこい踊りの際に、よさこい衣装を着用してその上で手に持ちます。
振るとカタカタと音が鳴り、踊りの際に手に持つ事で音を鳴らし演舞に迫力をつけます。今のよさこいには必ずと言ってもいいほど必要な物です。
2つ一組で両方の手に持ち、楽曲に合わせて演舞の際に鳴らします。
元々は、農作物等を鳥から守るために追い払うのに使用していたものになります。縄に着けて鳥が来たら、人間が縄を揺らし鳴子を鳴らして鳥を脅かして追い払っておりました。
この鳥や動物が来たら鳴子をならす係りの人間を鳴子守と呼ばれておりました。
また、映画等で見た事ある方もいるかもしれませんが、ワイヤーや紐等でぶら下げておき、それに触れたら音が鳴るように仕掛け人や動物が侵入したのを感知するためにの物も鳴子と呼ばれていた事がございます。
鳴子は何で出来ているの?
ほとんどの鳴子は木製です。台にバチが止められておりまして動くようになっており、振る箏により台とバチがぶつかり合い「カタカタ」といった音がなります。
この木がぶつかり合う独特の音を出す事と、重量、安全性等の点もあり、鉄等で制作された鳴子は基本的にございません。
種類は色々あるの?
スタンダードタイプ
はい、ございます。通常に一番定番の鳴子は ↓
のタイプが一番多く使われております。見たことある方も多いと思います。
金粉ちらし仕上げ
ラメ仕上げ
等の様々タイプがあり、派手なラメが入っていたり等、年々色々な種類が増えてきております。
オリジナル鳴子製作
また、よさこいチームによってはオリジナルの鳴子を製作しているチーム様も多いです。
名入れをしたりするのが定番です。
名入れの際はバチの片方を取り除き、その空いた部分に名入れをします。
鳴子入れ
鳴子本体だけではなく、鳴子を入れる鳴子入れ等も多数ございます。お洒落な入れ物になっており衣装とのコーディネートの一つにもなります。
基本的には鳴子は演舞の時はずっと持っているものですが、移動の時など鳴子をしまいたい時などに便利です。また、鳴子入れも一つのファッションとなりますので、ただの入れ物としての用途だけではなく様々な柄やカラーがございますので、鳴子入れを装備する事も含めた全体の衣装としての仕上がりを考えると良いと思います。
また、鳴子入れのタイプにより異なりますが、ひもで縛るタイプですと衣装をその紐で結ぶ用途も兼用できます。紐部分を見せたくない場合はその紐の上から、別途帯等を締めれば鳴子入れの紐部分は隠せますのでシャープな印象となります。
単純に鳴子を入れる道具ではなく、衣装としてのパーツの一つとして使用できますので鳴子入れはとてもお勧めのアイテムです。
よさこい衣装と比べると、中々注目して見ることもなかった鳴子かもしれませんが、これを機に是非注目して見てください。演舞の際にとても重要な道具になりますので、鳴子をどのように使うかが演舞としての重要なポイントになります。
鳴子の振り方がうまいチームは、鳴子のサウンドにも一体感が非常にあり鳴子の音がメンバー一同で揃って鳴ると大迫力となりますし、圧倒的迫力となり風格が段違いになります。
よさこいチームによっていろいろな鳴子を使用していて鳴子にもチームの個性が光っております。
鳴子は こちら のページにて販売中ですので是非ご興味ある方はよろしくお願いいたします。