皆様ご存じだと思いますが、全国で開催されているよさこい祭り。
よさこいとは別にソーラン節って聞いたことありますよね?
何となく同じものなのかなぁってイメージだと思いますが、同じものなら何故呼び名が異なるのか。実際は理解があやふやだと思います。
今回は、よさこいとソーラン節は同じもの?全くの別物?そういった疑問のお答えを出来ればと思います。
よさこいとは
高知県で始まり、元々は阿波踊りの様な盆踊りの様な演舞が行われておりましたが、現在はサンバ、フラメンコ等の要素の入った踊りも行われております。
高知市では毎年8/10 11 に開催している、本場のよさこい祭りが日本で一番有名だと思います。
徳島の阿波おどり、愛媛の新居浜太鼓祭りと並ぶ四国三大祭りの一つとなっております。
夜分や今夜を意味する夜さりという言葉が元となっているらしく、よさこいといったワードを何度も繰り返して歌うのが特徴です。
現在では日本中でよさこい祭りは開催されており、夏の一大イベントとして各地で精力的に行われております。
衣装も華やかで、チームによっての個性が非常にわかりますよね。曲もチームによって様々です。
よさこい祭りはルールは勿論あるのですがかなり世の中のダンスや踊りの審査基準と比べるとかなり自由度が高く「鳴子を持つ」「曲のどこかに「よさこい鳴子踊り」のフレーズを入れる」などが一般的ではありますが、地域のイベントによってローカルルール等も多少あるかと思います。
ソーラン節とは
北海道後志の積丹半島から余市郡発祥したと言われております。
何となくソーランは北海道だってイメージを持っている方も多いと思います。
元々の由来はニシン漁の際に漁師によって歌われた鰊場作業唄という歌だと言われております。
民謡の一節「沖上げ音頭」が洗練された歌です。
よさこいと同じ歴史でスタートして別れたと思われがちですが発祥の地から全然違いますね。
ソーラン節はソーラン節で別の物として出来上がった舞いなんですね。
踊りも網をたぐったり、投げたりとニシン漁にちなんだ振付が多いですよね。
金八先生とかが好きな方はドラマの中でソーラン節が出てきたりしたので、何となく記憶にあるのではないでしょうか?
YOSAKOIソーランとは
高知のよさこい祭りに北海道のソーラン節をテイストにいれたものです。
もともとは完全に別ものだった2つは融合してYOSAKOIソーランとなりました。
北海道で開催されたYOSAKOIソーランが大人気となり、ここから全国で開催されるようになりました。
よさこい と YOSAKOIソーランの違いはある?
一応 よさこい と YOSAKOIソーラン は別といった認識になる事もありますが、大まかなイメージは同じで問題無いと思います。
全てふくめて「よさこい」って呼ばれたりする事がほとんどです。
細かい違は一応存在します。
YOSAKOIソーランでは太鼓を使われる事が多いです。逆によさこいではほとんど使われないです。
衣装も高知系のよさこいでは着物風衣装が多いイメージですね。帯も締めた衣装をよく見ますね。
YOSAKOIソーランではもっと自由な衣装も多いですね。露出が多い衣装も見かける事もございます。
演舞の時の隊列は、よさこいは綺麗に整列している事が多いです。
YOSAKOIソーランはもう少し崩したイメージですね。
よさこい祭りは、地方車を先頭に、前進しながら踊るパレード形式の演舞がメインとなっています。道路などで進みながらの演舞が多いですね。
YOSAKOIソーランでは、固定された場所で踊るステージ形式の演舞がメインです。ステージ上で踊るので、よりショーに近い感じでの演舞になります。
厳格にいうと よさこい=YOSAKOIソーラン では無いということになりますが、同じよさこいを主としたイベントですので両方好きになって頂けると嬉しいですね。
おそらく、ほとんどの方は よさこいは好きだけどYOSAKOIソーランは嫌い、またはYOSAKOIソーランは好きだけどよさこいは嫌い!って方はいないと思いますので、大きなくくりで よさこい と認識して問題無いと思います。
毎年どんどん進化し続けるよさこいを是非今後も楽しみにしてもらえればと嬉しいです。
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